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「規格外野菜もおいしいよ」中学生が出前授業やイベントで伝えるメッセージ【探究学習】

京都府福知山市の中学生が「クラスメイトの探究学習活動を多くの人に知ってほしい!」と結成した広報チーム「メガホン」。彼らのレポート第7弾をお届けします!(過去のレポートはこちら📚)

みなさんこんにちは!メガホンです!📣

私たち京都府立福知山高校附属中学校(福中)3年生は、「自分たちの地域をよりよくしたい!」という思いで、今年の4月から探究活動「みらいがく」を行い、地域のさまざまな場所へ飛び出しています。そんな活動が、12月に集大成を迎えます。(3学期は、まとめ・発表と学内で活動します)

ということで❕

広報担当として、メガホン以外の5班の、今までの軌跡とこれから行う取組の告知を行っています!🎉🎉🎉

折り返しの第3回。
「食べられるのに食べられていない規格外野菜を減らしたい!」と活動するグループ、ベゲテーブルについてです!🥬


先輩の意志を受け継ぐ、規格外野菜グループ「ベゲテーブル」

「規格外野菜」とは、形が不ぞろいだったり、傷がついていたりと、市場の規格に合わない野菜のことです。でもおいしさ、新鮮さは変わりません。

ベゲテーブルは、私たちの1つ上の先輩方(現在高校1年生)の「規格外野菜をなくしたい」という意志を受け継いで活動しているグループです。

●先輩方はどんな活動を!?
無農薬の優しい野菜を育てる福知山の農園「はるまる農園」さん、舞鶴市で八百屋を開きながら、野菜のプロとして仕入れや献立についてアドバイスを行われている「和泉食料品店」さんと協力し、福知山公立大学で規格外野菜を使ったお味噌汁を2024年1月に販売しました。

先輩方が残した功績に甘え……ではなく!活用して、よりよい活動をする。それが、ベゲテーブルに集った生徒たちの使命なのです!

ベゲテーブルは最初に、先輩方もお世話になった「はるまる農園」さんへ見学に行きました。

はるまる農園の農家の方から、規格外野菜や無農薬野菜についてのお話を伺ったことで、規格外野菜に対する興味関心がますます高まります。

ベゲテーブルは、出前授業を行う「意識班」と、イベント出店を行う「システム班」に分かれて、お互いに確認、協力し合いながら活動に取り組んでいくこととなりました。

これからの世代へ、規格外野菜の大切さを伝える「意識班」

意識班は、はるまる農園さんから伺った規格外野菜についてのお話を伝えるため、小学校で授業を実施しました。

ベゲテーブルの由来はもちろん「Vegetable」

伺ったのは、雀部ささべ小学校5年生のところ。
規格外野菜に親しみを持ってもらうため、ただ紹介するだけではなく「規格外野菜のシルエットクイズ」も開催🍆

加えて、はるまる農園の農家の方へのインタビューをビデオにして、農家の方の思いを小学生らに知ってもらい、規格外野菜との関わり方について話し合ってもらいました。

ベゲテーブルの活動の様子や、規格外野菜との関わり方を紹介することで、
『見た目ではなく、おいしさで野菜を選んでほしい』
『規格外野菜でもそうじゃなくても、農家の方の「食べてほしい」という思いは変わらない』
というメッセージを小学生の皆さんに伝えました。

そして12月12日、成仁小学校の5年生にも同じように授業を実施しました!
雀部小学校での経験を活かし、さらに小学生たちにとってわかりやすく、楽しい授業になったのではないでしょうか!🏫

ちなみに文化祭でも、規格外野菜の「命名選手権」という参加型展示を行いました

規格外の丹波野菜を調理・販売する「システム班」、完売への道…!

次に、イベント出店を主な活動とする「システム班」についてです!

10月20日「平野屋笑店祭スマイルフェスタ」(以下:スマイルフェスタ)という、福知山市の隣・舞鶴市にある平野商店街で行われたイベントにて、規格外野菜を使用した料理を作って販売しました!

その料理とはズバリ……
ゆで枝豆!!!と、枝豆おからコロッケ!!!

なぜ枝豆コロッケも販売することになったのか?

はるまる農園さんから規格外となった野菜をいただけることになったベゲテーブル。が、一体、何を販売すればいいのか……

―― そうだ!枝豆だ!

はるまる農園さんで収穫されている丹波黒枝豆(以下、黒枝豆)は、丹波地域を代表する特産品。しかも枝豆はちょうど10月が旬!(ちなみに、枝豆の旬は2回あって、6月~7月も旬になっています🫛)
これは使うしかないでしょ!!!

ということで、材料は規格外の丹波黒枝豆に決定しました👦🏻🍳

では黒枝豆で何を作るのか?

まず、野菜の形がわかって調理が簡単な「ゆで枝豆」はすんなり決定しました。

さらに、和泉食料品店さんからのアドバイスで、「枝豆入りおからコロッケ」を作ることになりました。
簡単に作ることができる上に、他の商品と一緒に食べることもできる。フードフェスタなどのイベントで販売するのに持ってこいの商品なんです♪

ベゲテーブルは事前にはるまる農園さんの黒枝豆を収穫させてもらい、泉食料品店さんとともに調理をしました。

そして当日は自分たちで販売を行いました。
保護者の方や、スマイルフェスタへ参加した方、たくさんの方に購入していただくことができました!

なんとコロッケは100個以上売れたのですが、もっと用意していたので、
商品を完売させることはできず……

それでも諦めないベゲテーブル!

前回のnoteで紹介したグループ、ジビエのおいしさを広める「ジビエイト」に、食つながりで協力を依頼します。

11月3日、福知山駅北口で開催されたイベント「Farmers Tables」。
もともとジビエイトが猟師の方とともに出店することが決定していたのですが、「私たちも屋台で、おからコロッケと枝豆を販売させてください!」と、ジビエイトと猟師の方に交渉し、共に商品を販売していくことに!

当日は、ジビエイトと協力して呼び込みをしたり、接客をしたり……
そしてついに、商品を完売させることに成功!

スマイルフェスタがあったからこその、Farmers Tablesの成功。どちらも合わせて最高の結果を収めることができました!🎉

最後はジビエとコラボ!おいしく優しい規格外野菜をさらにみんなへ伝えます!

そして12月22日、ベゲテーブルはジビエイトと共同で規格外野菜とジビエ料理がコラボした商品を販売します!
詳細は、前回のジビエイトのnoteに掲載しているので、ぜひご覧ください⭐️

ここまでご覧いただきありがとうございました!
次回のまとめnoteもお楽しみに~!
以上、メガホンでした!📣

\ 福中3年生の全グループが集合!/
「福知山ワンダーマーケット」でお待ちしています!
日時:2024年12月22日(日) 10:00〜15:00
場所:新町商店街

▼私たちの連載はこちらにまとまっています!

📢ついでに福知山市役所からお知らせです
はるまる農園さんのお米・お野菜は、福知山市のふるさと納税返礼品にもなっています。 ふるさとチョイス(野菜定期便あり) さとふる 楽天ふるさと納税 などなど… この機会にふるさと納税を通して、農家の方々を応援しませんか?


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