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小さな作業所に、たくさんの応援が!新商品開発ストーリー
鬼もヒトもみんなでワクワク。ONIversal city project で豆のクッキー「おにさんこちら」を開発した大江作業所さん。まちぐるみで取り組んだエピソードや、新商品に込めた思いについて寄稿をいただきました。
まずは自己紹介
皆さんこんにちは、大江福祉会 大江作業所 事務局長 福山(フクヤマ)です。
事務局長という大そうな肩書がありますが、実際の事務員は私1人ですから、1人のうちの長(おさ)ということです。
そう聞いたら、なんとなく「ほっ」としませんか?
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そんな私から、この度弊所が『ONIversal city project』
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の中で取り組んだ
“「鬼とヒトが仲良くなれる豆のお菓子」開発プロジェクト”について、
チョッピリお話させていただこうと思いnoteを執筆させていただきますね。
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開発前のお話
そもそも、「大江作業所」は法人として就労継続支援B型施設のみを運営している、どちらかというとこじんまりした法人なのです。
ですから、こんなにも大役をさせていただくことになるとは!!
『ほんまにつとまるんやろうか・・・
新商品開発に向けて開かれる「ONIversal summit」とは、
どんなサミットになるんだろうか・・・』
すべてにおいてドキドキの日々でした。
しかし、そんな不安を和らげてくださったのが鬼学会会長の八木先生はじめ地元や鬼にまつわる13もの団体と個人の方々でした。
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これまで大江町で勤務するものの、元々京都市内出身の事務局員からしたら
サミットで聞かせていただくお話はピチピチ新鮮!!
なんとなく古風なことが好きなこともあり、「聞いていておもしろい!」と思うお話を沢山聞かせていただくことができました。
▼ONIversal summitについてはこちら
そしてこのサミットでの意見を参考に「豆クッキー」を節分に向けて開発していくこととなります。
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いざ試作!
試作の際に悩んだのは、
「鬼ってどんな口のサイズやったんやろう?」というところです。
実際にヒトのスタッフが試食し、「このくらいだったら、鬼もヒトも美味しく食べられる一口サイズじゃないのかな!!?」
と今のサイズ感になりました。
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試作品の試食会を行った福知山マラソンでは、鬼のパンツ柄であり、個人的にも大好きなアニマル柄のジャケットを羽織り、開発担当スタッフと事務局員が試食提供ブースで皆さんの生の声を聞かせていただきました。
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実際にいただいた感想をもとに、また試作品の練り直し。
最終的に、試食で提供したときよりも、大豆のローストを砕き、食感を残しつつもノドを通る感覚がちょうど良いところをおさえたクッキー生地が完成しました。
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クラウドファンディングにも挑戦
開発にあたって「クラウドファンディング」にも挑戦しました。
132名の方々から、当初目標の30万円を超える509,500円の応援をいただき、これまた小さな弊所にこんなにも応援をしてくださったことに、感動でした。
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ご注文の個数が確定し、いよいよ本格的な製造を行っていきます。
製造していくなかで苦労したところは、大豆のローストが入ることでまとめにくい生地を丸めることと、限られた人数で期日までにご注文の商品を製造していくことでした。(製造スタッフ談)
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文中何度も登場していますが、小さい控え目な弊所は、大きな機材などなく、すべて手作業です。しかし、手作業ならではの「温かみ」があるのも弊所の製品の特長であり強みでもあります。
製造担当スタッフは
「一つずつ丁寧に、実際に召し上がっていただくお客様のことを考えながら作業できるよう、製造に従事する利用者の皆さんへも声掛けし、決して忙しさが伝わるような声かけにならないよう注意しながら製造したことでスムーズな作業運びとなり、当初予定していたよりもはるかに速いスピードで製造が進行した」と振り返ります。
「さすが、作業に携わる利用者の皆さんと日々を共にするスタッフ!」
製造担当の力強さに改めて誇らしくなった私です。
ついに完成!
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味は「カカオ・カシス・煎茶・レモン」の4種類。どの味もオススメですが、私個人としてはウルウルキラキラ爽やか~になれるレモン味が推しです。
どんなに怒ったり、疲れていても、一口食べたら目元キラリン♪そんな元気の出る味だと思うのです。
実は、試作段階で「もぉ~もぉたろさん」や、鬼と桃のエピソードもあるため、桃味にチャレンジしてみたのですが、生地の味に桃の風味が生かされず廃案・・・そんな失敗談もありながらの開発でした。
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何度も壁を乗り越えて、ついに「おにさんこちら」が完成しました。
完成品を見てしみじみ・・・いや、ここで終わりでありません!ここからが本当のスタートです。
東京で新商品お披露目
広報活動もしっかり行っていかなくては!肩に力が入る事務の私です。
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『“豆を投げない”新節分文化提言および新商品発表会』
撮影:福知山市
2月1日には千原兄弟さんと東京で発表会を行い、沢山の方々に「テレビで見たよ」と言っていただいたことで、急に有名人になったよう?
いつもすこし控えめな私たちにとってその反響は、とても恥ずかしくなってしまうほどでした。
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しかし、その反響のおかげでオンラインショップやセレクトショップONI-NORTH(鬼の巣)、販売をお世話になっている大江駅売店様、フクレル様等での売上総数は、クラウドファンディングと合わせて1ヵ月で約450箱という売れ行きで、喜びと共に追加製造に力を注ぐ日々です。
▼オンラインショップはこちら!
投げずに、分け合おう
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「投げずに、分け合おう」というコンセプトのもと、開発された「おにさんんこちら」。世界的に重大な争いがおこったり、急な自然災害によって日常が非日常になってしまった現代社会に、少しでも心温かくなるきっかけとなるお菓子になれば幸いです。
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今回誕生した新商品と共に福知山市が節分のみならず独自の鬼文化が根付くまちとしてますます栄えることを願います。
皆様、今後とも“鬼もヒトも仲良くなれる豆のクッキー「おにさんこちら」”をどうぞよろしくお願いいたします。
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▼おにさんこちらHP
▼東京での発表会レポート
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