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京都府の隠れたお茶の産地。福知山市のお茶、摘んでみた
こんにちは、農林業振興課のニシムラです。
note担当から異動になり、今は福知山市の農産物や特産品をアピールする仕事をしています!
今日は私の新しい仕事をちょっとだけ紹介させてください。
夏も近づく八十八夜(2023年5月2日)。
福知山市で茶摘みが行われました。
京都府福知山市=お茶…?
福知山市にお茶のイメージを持つ人はまだ少ないかもしれません。
しかし実は、京都府の隠れたお茶の産地なんです!
2022年には全国のお茶が集まるコンテスト「全国茶品評会」かぶせ茶の部で最高賞の農林水産大臣賞に福知山市のお茶が選ばれています。
2022年11月に福知山城で行われた将棋の竜王戦でも、福知山産のお茶をお出ししました。
お茶担当ニシムラ、これは皆さんに広く知っていただきたい!と思ったので、今回ご紹介します。
京都府のお茶は宇治茶と呼ばれ、そのなかでも福知山市・綾部市・舞鶴市で栽培されている茶は「両丹茶」ともいわれています。
さらに玉露・かぶせ茶・てん茶・煎茶など、
日光から茶葉を遮断する期間によって、お茶の種類は変わります。
玉露…20日以上遮光して育てることにより「覆い香」と呼ばれる玉露特有の香りが楽しめます。鮮やかな緑をしており、まろやかでコクのある味わいが特長の高級茶です。
てん茶…遮光日数はかぶせ茶以上、玉露未満。育てた葉を蒸し、揉まずに乾燥させたもの。てん茶を石臼で挽いて粉にしたものが抹茶です。
かぶせ茶…14日以上遮光して育てます。てん茶や玉露と比べ、覆いをする期間が短いため玉露の風味と煎茶の爽やかさの両方を兼ね備えています。
日光を遮るため、茶園を黒い幕で一面に覆う被覆栽培が、両丹茶の特徴です。
お茶担当1年目。福知山市のお茶を摘んでみた
お茶担当になって1年目、人生初のお茶摘みに参加しました。
集合時間は7時30分!(早い!)
茶園がある場所に着き、眠い目をこすりながら前を見ると…真っ黒!?
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びっくりしましたが、これが先ほど説明した「被覆栽培」をしている最中の状態。
茶摘みもこの幕の中に入って行います。
中へ入ると…
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「すごい!!広い!!」
一面に広がる緑に、思わず心が高鳴りました。
感動したのも束の間、ここからとんでもなく繊細な作業が始まります。
どうやってお茶を摘むの?
今回参加させていただいたのは、人の手で摘む手摘み。
人手も手間もかかりますが、機械に比べて古葉や枝の混入が格段に少なく、葉が傷つくことがないため、上質なお茶を採摘できます。
摘む部分は一芯ニ葉。(「いっしんによう」と読みます)
お茶の葉の中でも1番新しい、特別な部分だけを厳選して摘んでいきます。
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初めはうまくできるか不安でしたが、ベテランの方が優しく教えてくれて、遂には「休憩で〜す!」の声も聞こえないほど、集中して茶摘みができました!
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お茶の良い香りもしました。
出品するためには、45kgは摘む必要があります。
実は毎年、手摘みの人出不足が課題となっており、今年も人が集まるかどうか不安な状態でしたが、当日は約50人ほどの人が!
人が足りないことを知り、たくさんの人が駆けつけてくれました。
目標達成のために黙々と進める中で、時折聞こえてくる「ええ香りやな〜」「毎年茶摘みの時期がくるのが楽しみなんよ〜」という会話に頷き、話に混ざりながら、楽しく作業できました。
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たくさん積まれた姿を見ると、ものすごい達成感!
約4時間ほど作業をして終了。
とにかく終わった後の達成感がすごい!
集まったメンバーで「お疲れさま」「楽しかったなあ」と声をかけ合う時間も、すごくほっこりしました。
実際にお茶摘み体験したことで、こんなに綺麗なお茶が福知山市で栽培されていることが知れたのはもちろん、たくさんの人が時間と手間をかけ、そして想いを込めて、お茶づくりに関わっていることを知りました。
皆さんもこのnoteを読み、福知山市のお茶を少しでも知ってもらえたら嬉しいです。「実際に飲んでみたい」と思っていただいた方は、こちらに福知山産のお茶が飲める・買えるお店がまとまっていますので、ご覧ください!
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