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「いがいと!福知山」ってなんだ?

どうも。ふるさと納税兼note担当のキラです。

年末はふるさと納税の季節。毎朝、寄附額と寄附件数を見て、胃が出てくるんじゃないかというくらいグロッキーな気持ちで過ごしています。
福知山市へのふるさと納税、よろしくお願いします。

さて、先日、福知山高等学校附属中学校で、福知山市の広報やシティプロモーションについてお話しさせていただく機会がありました。

「いがいと!福知山 って知ってる?」

と聞いてみると、ほとんどの生徒が手を挙げてくれました。

福知山高校附属中学校では、総合的な学習の時間「みらい楽」の中で、まちの課題解決につながる取り組みを考え、実践する授業を行なっています。みんな真剣に話を聞いてくれて、寄附額の数字ばかり見ていたキラの心は少し浄化されました。

使ってもらってこその「いがいと!福知山」、
中学生のみなさんにも知っていただけて、本当にありがたく感じています。

今日はそんな「いがいと!福知山」について語らせてください。
まじめな文章ですが、読んでいただけるとうれしいです。

福知山市のシティプロモーションのはじまり

福知山市のシティプロモーションは2017年にスタートしました。

少子高齢化や人口減少といった、まちの将来に関わる大きな変化の中、一人でも多くの人にこのまちの魅力を知ってもらい、「行ってみたい」「住み続けたい」と感じられるまちをつくっていきたいと考えたからです。

まずは、まちのブランディングの一歩として、「市民PR会議」を開きしました。
公募で集まった高校生から60代の方までの市民32人と市職員がともに、「福知山ってどんなまち?」を、改めてひも解いていきました。

一人ひとりが思うまちの魅力を付せんに書いて、分類していきます。(2017
年)
チームごとに分かれてまとまった意見を発表しました。(2017年)

このまちの魅力ってなんだろう。

場所、食べ物、歴史、自然、娯楽、ショッピング、子育て環境、教育環境や医療環境、都会へのアクセス、人…

何を魅力と感じているかは、本当に人それぞれ。
このまちの弱みも含め、さまざまな意見が出されましたが、「なんだかんだで住みやすいよね」という思いは共通していました。

分類したものを、ブランドメッセージとして落とし込んでいきます。(2017年)
チームごとにブランドメッセージを提案。このチームは「福を知るまち 福知山」を発表。(2017年)

たくさんのアイデアや思いを共有しながら、ブランドメッセージの候補を作っていきました。チームに分かれて生まれたのは、

  • 福を知るまち 福知山

  • いがいがいっぱい 福知山

  • 来れば まん”福”(ぷく) 福知山

  • 裏切らないまち 福知山

ここから、有識者とともにブラッシュアップし、言いやすさ、語呂や語感の良さ、分かりやすさなどから、

  • 福を知るまち 福知山

  • いがいと!福知山

  • 裏切らないまち 福知山

の3案に絞られました。

その後、関係団体のみなさんの投票などを経て、福知山市のブランドメッセージとして決まったのが、いがいと!福知山 だったのです。

2017年12月に発表しました。ちょうど今月で5歳になります。


いがいと!福知山にこめた思い

いがいと!福知山には、こんなブランドメッセージが設定されています。

いがいと!福知山って、おしゃれなカフェや、おいしいお店がたくさんある
いがいと!福知山って、便利で暮らしやすい
いがいと!福知山って、自然もゆたか
いがいと!福知山って、子どもと一緒に遊びに行ける場所が多い
いがいと!福知山って…

触れてみてはじめて気づく
日々の暮らしの中にある、ステキな驚き
そう、ここは、いがいなステキに出会えるまち 福知山
一緒に見つけよう、このまちのいがいなステキを
一緒に楽しもう、このまちで、ステキな驚きに満ちあふれた日々を

いがいと!福知山って… のあとに続く言葉は、一人ひとりちがうかもしれません。

福知山市は今年で市制施行85周年ですが、色々な地域が一つのまちになって、今の形になってます。

長い歩みの中で、いくつもの「○○のまち」が生まれてきました。
結局どれなの?なんて言われることもありますが、
多様で、一つの色に決められないことが、このまちの個性なのかもと思っています。
みなさんといろんな「いがいと!福知山」を見つけて、シェアして、大切にしていくことが、きっとこのまちの宝物になる。

そんな願いをこめた、「いがいと!福知山」です。

まちの魅力を #いがいと福知山  で共有したい

願いを体現していくために選んだツールが、インスタグラムでした。
2018年1月に「いがいと!福知山」公式アカウントをスタート。

また、 #いがいと福知山  を使った投稿を呼びかけ、今や投稿件数は7.7万件
みなさんが、#いがいと福知山 を使ってくださるおかげで、絶景スポット、美味しいお店や新しいお店、趣味の活動など、様々な福知山情報が集まるハッシュタグになりました。

1周年記念につくったポストカード。みなさんの#いがいと福知山を集めてつくった4種のうちの一枚。
2周年記念のポストカードも4種類ありました。

最初はすべての #いがいと福知山 の投稿にいいねすることを頑張っていましたが、4万件あたりからみなさんの投稿スピードに完全に追いつけなくなり、断念しました。
でもいつも見ています。ありがとうございます。

2022年、無作為抽出で市民1120人を対象にしたアンケートでは、「いがいと!福知山を知っている/見聞きした気がする」と答えた人が73.6%、「いがいと!福知山に共感する」と答えた人が59.1%と、たくさんのみなさんに親しんでいただけて、とてもうれしく思っています。
これからも「いがいと!福知山」をよろしくお願いします。

もっとまちの自慢、していきませんか。

さみしいのは、地元の人から出る「福知山なんもない」という言葉。

もっと立派なお城あるし… とか 
もっといい風景あるし…とか
きっと、つい謙遜して出てしまう表現なのだと思います。

でも、地元の人が「なんもない」って言うまちを、外にいる人が魅力的に感じるでしょうか。子どもたちが自信に思えるでしょうか。

私たちにとって大切な人が住むまち、そして私やあなたが住んでいるまちを、「なんもない」なんて言ってしまうのは悲しいこと。
それなら、未来のために、前向きな言葉をつないでいきたい。

「○○がおいしい」
「○○さんがすごい」
「○○する人が多い」
どんなことでも、一人ひとりが感じている魅力を、それぞれの言葉で伝えていけば、このまちを輝かせていくことができるはず。


かく言う私も、昔は「福知山なんもない」と思っていました。
育ったまちに自信を持てなかったのです。
なのに、他の人から「なんもない」と言われると、胸の奥がザワザワしました。

国宝級ではないけれど、いがいと!見応えがある、とか
めちゃくちゃ有名と言う訳ではないけれど、意外と美味しい店がいっぱいある、とか
「いがいと」をつければ、謙遜しつつも前向きなことを言いやすくなります。

「いがいと!福知山」なら、かっこつけず、冗談ぽく使うこともできる。
気楽にまちのいいねを発信しながら、ふるさとへの自信になっていけば・・・

みんなでつくった「いがいと!福知山」が、その一歩になったらいいなと思うのです。

あなたにとっての「いがいと!福知山」は?

私にとっての「いがいと!福知山」は、朝が似合うまち。

写真を撮るようになって、福知山には、東向きに開けた、朝焼けが似合う風景が多いなと感じます。

大江山の雲海も、宝山のシャーも、朝日が印象的な場所です。

先月は姫髪山に登ったのですが(なかなか、あ、いがいと!ハードでした)、だんだんと朝日に染まる福知山の街並みを初めて上から見て、「朝に行きたい場所が多くて、朝が足りないな」と思いました。

姫髪山からの風景。まちがあって、線路や道があって、お城があって、田畑があって、川が流れて、山があって、工業団地があって、たくさんの人が住んでいて…こんな綺麗なまちに住んでいたんだなぁ…

あなたにとっての「いがいと!福知山」って、どんなところですか?
#いがいと福知山  で教えていただけると嬉しいです。

そしてこの記事にスキしてくれると、もっと嬉しいです!

まじめに語ってしまいましたが、次回からは、わたしが思う #いがいと福知山 をテーマに、福知山にゆかりのある方々に寄稿していただきます。
先に読んだのですが、「そんな見方もあるんだ」と気づかされ、とても面白かったです。ぜひ楽しみにしていてください!

最後まで読んでいただき、ありがとうございます! ほんのちょっとでも、あなたの福知山スキ度が上がっていたらうれしいです!また読みに来てください!